試練からのギフト⑧ほめ介護実践

試練からのギフトシリーズも8回目となりました。これまでの概略をかいつまんで説明します。

令和2年9月2日、父が吐血で緊急入院。翌日まさかの治療拒否、形勢逆転で無事4日に血管塞栓術(IVR)を受けることに・・・。

そんな最中、入院と同じ日に特別養護老人ホームのショートステイに預かっていただいた母までも、3日にまさかの下血で同じ病院に緊急搬送・・・長年連れ添った夫婦ってつながちゃうのかしらね(*_*)!?(じつは私も2日は胸付近に謎の激痛が)

大ピンチの渦中の時って野性の本能が活性化され、ポテンシャル(潜在能力)が覚醒して成長できたり、大切なことに気づけるといいます。

突然起こる家族の入院に際して事前に知っておいて欲しい!と感じたことを『試練からのギフト』シリーズ(単発読み切り)としてまとめています。

これまでの一覧はコチラ↓
試練からのギフト①父の入院
試練からのギフト②救急医との面談。延命治療の意思確認
試練からのギフト③父の病状説明と特養からの受け入れ拒否
試練からのギフト④母、まさかの病院も入院拒否!?
試練からのギフト⑤父の治療拒否
試練からのギフト⑥父の決断に寄り添う
試練からのギフト⑦父の挑戦。血管塞栓術(IVR)を受ける

術後初めての食事への寄り添い

5日は兄が母を病院に連れて行き、私はパートナーのこ~さんのバイクに同乗して術後の父を見舞った。

ナースステーションに行くと、父は救急治療室ではなくて前回の病室に戻っていると告げられた。

2人部屋の廊下側のベットに着くと、父は点滴や心電図のモニターなど複数のチューブとつながったままで静かに横たわっていた。

デラコ「具合どう?」と聞くと、「まあまだな」と応えた。話す元気があって何より。

そこへお昼が運ばれて来た。

看護師「小野寺さん、お食事ですよ。」

父「あまり食欲がないから食べたくないなぁ…」

看護師「入院してからまだ何も食べてらっしゃらないから、食べないと点滴抜けませんよ!」と少しきつめに言われる。

それに対して父は売り言葉に買い言葉・・・

父「それならそれでしょうがない。」と、ガンコじじいキャラに。おろろ (~_~;)

デラコ「お父さん、食べたくなかったら無理して食べなくていいよ。

見るだけ見てみたら?」とサラッと促してみた。

父「んだな。」とフタをあける父。

デラコ「なんか、おいしそうだね。」

父「んで、少し食べてみっぺがな」と手を伸ばすではないか!

デラコ「わー、お父さん食べてくれっと安心です~。ありがとう!」と喜んだら、まんざらでもなさそうだった。

見守っていたら完食!?

ほめ達!デラコほめられる

帰りのエレベーターにて、

こ~さん「いや~、素晴らしいものを見ました。」

デラコ「何が?」

こ~さん「お父さんに対する”ほめ介護”の実践。本人の意思をね、しっかり尊重していたね。」

デラコ「そういえばそうだねぇ!無意識だったから気づかなかった。」

こ~さん「無意識だったのがいいんじゃない?コントロールされたくないじゃん

食欲ない時はとくに。さっきの「食べないと点滴とれませんよ」はダメだよ。脅しだもん。」

デラコ「まあねぇ、言いたくなっちゃうのもわかる。私も昔、母に薬飲ませるためにやっちゃってたもんなぁ」

こ~さん「でもね、脅しちゃったらね頑なになっちゃうんだよ。

それじゃあ意味ないからね・・・。いや~すばらしかった。(^^)」とほめちぎってくれた。

実はパートナーである”こ~さん”もほめ達!3級を持っている。(3年前に誕生日プレゼントとしてセミナーに送り込みました。ふふふ)

ほめ達!のほめるとは、「人、もの、(起こる)出来事の”価値”を発見して伝える。」

行動する本人が”当たり前”に無意識にやっていること、事実に着目して

それを言葉にして伝える。

本人は無意識にやっていることなので、そのことの価値に気づきにくいもの。

無意識にやっていることを褒めてもらうって、サプライズプレゼントみたいにうれしいものですね。

皆さんもよかったら是非、周りの誰かのステキだな、すばらしいなと感じたことを伝えてみてはいかがでしょうか?

ほめ介護とは?

ほめ介護について補足いたします。

ほめ介護とは、「ほめ達、アドラー心理学の勇気づけ、ユマニチュード」に基づくほめ達!デラコのオリジナルプログラムです。

ほめ介護の大事なキーワードに、ほめ介護3Sというものがあります。

ほめ介護3Sとは、尊敬・尊重・存在を認める。

その中の1つである尊重とは、

本人の意思、テンポを尊重し、コントロールしないということ。

選択する権利や尊厳は、他者の都合によって、ないがしろにされてしまうことがあります。

規則正しく食事を提供する側の立場も尊重しつつ、

選択権があるのだと本人に気づいてもらい、ゆだねて、見守る。

尊重することにより、食べる気力が出てきた事例となりました。

アドラー心理学では自己決定性(個人の主体性)を大切にしています。

その実践例として、11月に行く予定の大分の講演で話してみたいな

以前文字お越ししたほめ介護ミニセミナーはコチラをクリックしてくださいね↓

寿命100年時代に備える、大切な人が元気になる「ほめ介護のススメ」

こ~さんは「ほめ介護のススメ」を企画する際に、スライドデザインやコンテンツ編集にも協力してくれ、コンテストの際には会場で見守ってくれた理解者。

そういう人と出会えて幸せだなぁと思えた。

続く・・・

 

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