ほめるのが苦手の方へ:想いが伝わる心構え
私は結婚していませんし、子供もいませんが、時々保育園のご父兄向けや、ママさんたち向けに「ほめ講座」のご依頼を頂戴します。
そういう時は事前に、家族をほめる際に特化してお友達のママさん達にインタビューをします。
たとえば・・・誰をほめる時に難しいのか、その理由は何か?等、
今実際にどういう悩みを抱えているのか?を教えていただき、
ほめ達カウンセラーとして悩みに対する解決策を提案後、「それ良いですね!やってみたい!」と言っていただいた中から、実際に現場で使えそうなものを取り入れながら講座を設計します。
時々講座中に、『デラコさん、絶対に喜ばれるほめ言葉ってありませんか?』という声も頂戴します。
正解を知りたいお気持ち、よーく分かります。ほめたい!という気持ちが高い方ですね!
私自身『”ほめる”ことはスキルであり、知見を持ったら実践あるのみ!』と思っておりますが、小手先のテクニックだけでは残念ながらうまくいかないのが現実・・・
今回は自身でほめる際に心がけている、想いが伝わる心構えについてまとめました。
想いが伝わる心構えとは
① 価値があると信じる
ほめる達人とは、「すべての人の可能性と成長を信じる人」
ほめ達のほめるとは、「ひと、もの、起こる出来事の価値を発見して伝える」
概念を知りつつも・・・良いところが全然見えて来ない時もありますね。
本当に苦手な人の場合は特に、良いところが全く見つからないまま時が流れることもあります。
実は・・・認定講師を取得したばかりの頃、約半年間ほめられなかった人がいます。
苦手な人をほめるって本当に難しいなぁと実をもって経験しました。
しかし、絶対に良いところがあるはずだと思っていたら、ほめことばを伝える機会がやってきました。
初めてのほめ言葉は、「我慢強いですね!」でした。今となってはネタを頂戴したことを感謝しております。ははは
一回ほめ言葉を言えたら、2回目以降は格段にほめ言葉を言いやすくなり、コミュニケーションも改善が見られたものです。
先ずは自分からですね。
② 優しいまなざしで見る
相手の可能性や成長を信じて、やわらかなまなざしで見ること。(ガン見はだめですよ。プレッシャーを与えてしまいます。)
やわらかなまなざして見ることで、必要な情報は自然と入ってきます。
相手に対してやわらかくまなざしを渡す。
やわらかいを意識することで、自分自身がゆるむ。その隙間というか、余白に、相手の在りようが入ってきます。
人間関係は鏡のようなものと言われています。
まずは、自分の意識を変えてみませんか?
③ 無理をしないこと
日常の仕事、雑事に追われて心に余裕がないときもあります。
そういう時はなかなか難しいし、ほめなければいけないと思うほどに見つからないかもしれません。
そういう時は、先ずがんばっている自分をほめて認めてあげてくださいね。
価値を発見したい、伝えたいという想いは
きっと相手に伝わります。ことばにしなくても大丈夫です。