「ほめ介護」の心構え。自靖自献(じせいじけん)
1月12日の深夜1時半に施設から電話があり、父が緊急搬送されました。
完徹をするとしばらく動けなくなります。
東日本大震災以降、私は常に緊急事態に備えて暮らしてきました。最初は「なんで私ばっかり」とか環境や境遇を恨んだりもしましたよ。しますとも。人間だもの
今回の入院、何も娯楽のない環境で空虚な場所を見つめる父に寄り添うのは心理的負担がかかりました。
本当は毎日通って笑顔と温もりを届けなければならないのは分かっていても、日曜日はどうにもしんどくて腰が重くなりました。
行こうか行くまいか悩んでいた時に出会って心が軽くなった言葉『自靖自献(じせいじけん)』
自ら靖んじ自ら献ずるという言葉ですが、意味としては「自分の心を穏やかに保つ事ができる人は、世のため人のために自らを尽くす事ができる」ということです。自分を犠牲にしてまで人のために何かをするということではありません。 湖南高校 校長先生のつぶやきより
ほめ介護のキーコンテンツの1つ勇気づけ。
貢献する際に、自己犠牲にならない。 介護においては、この自己犠牲にならないが難しい。(育児とかもそうかもしれませんね・・・ しそびれてしまいました。経験された皆さまをリスペクトしております。)
自分の心を穏やかに保ち、相手に貢献する。
それが「ほめ介護」の本質なんだと、肚落ちしました。
ゆっくりしてよかった。おかげ様でエネルギーが戻ってきましたよ。
休息は、緊急事態にいつでも備えるために必要。そのことについては、近日書きます。
昨日会いにいってきましたが、先ほど病院から電話をもらい、そろそろ看取りのタイミングが近づいたようです。今日も会いにいってきます。
いつもお心寄せをいただきありがとうございます。