自己検閲をはずして文章を書く『自分の「声」で書く技術』にトライ

みなさんは「良い文章を書きたい」という欲はありますか? 恥ずかしながら私は強く持っています。

「良い文章」ってどういうイメージでしょうか?

私にとって「良い文章」とは、伝えたいことが伝わる文章です。

例えば、「ほめ介護」を読んでくれた方が「それなら出来そう!早速やってみよう」と読者さんとご家族の方が笑顔になるキッカケとなるようなものや、

救急で両親が運ばれた時や看取りに際し、自分自身が「事前に知っておいてよかった」と思った知識や経験を書き記して誰かのお役に立ちたいと考えています。

「ホームページはビジネスにつながるノウハウ的なものやエビデンスに基づいたちゃんとしたものを書かなければ」「読んだ人を傷つけたくない」という義務感で頭がガチガチ・思考がグルグルで書けなくなって気づいたら半年ぐらい経っていました。

軸や方向性がぶれちゃっていたんでしょうね。頭が便秘みたいな感覚で苦しかったです・・・。

書くエネルギーを取り戻した本との出会い

2024年4月9日、父が亡くなった数日後Facebookに『自分の「声」で書く技術 自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』という出版記念イベントが流れてきました。

~書きたいという願いを心に秘めるあなたへ『自分の「声」で書き技術』~

なんてキャッチーなタイトルなのでしょう(笑)

会場の場所は電車を乗り継ぎ1時間半の国分寺、9時開始だったけどエイヤーでぽちっとしました。

自分の「声」で書く技術ってなんだ?

この本の原題は「WRITING WITHOUT TEACHERS」(教師のいない文章教室)。
1章から3章までは、文章を改善するための3ステップが書いてあります。

4章から5章にかけては、自分の「声」で書きたい仲間たちと共にどうやって磨いていくかのプロセス「ティーチャーレスライティングクラス(教師がいない文章教室)」の実施方法について。仲間が書いた文章に対して読み手がどのようにフィードバックをするかのマナーや想定される問題への対処方法等が細かく記されています。

文章改善の3ステップ(フリーライティング・グローイング・クッキング)

ステップ1の手法フリーライティングは、先ず言いたいこと・言いたくないことをひたすら自由にノートに書きだしてから、言ったらまずいことを消す(削る)行為です。

「この削る行為が文章を強くする行為なんです。」と本の企画者であり監訳者の岩谷聡徳さんがおっしゃっていました。本当に伝えたいことだけを先ずは自分自身で書き出し、削り取ったものをティーチャーレスライティングクラスでフィードバックし合って改良するプロセス。

自己検閲なしに書きなぐるフリーライティングは気持ちよく、書く楽しさを思い出しました。

書いた後に読み返し、不適切な言い回しに気づいて・削除・訂正して、より良い表現に挑戦するグローイング(成長)、クッキング(他者からのアイデア同志の相互作用)を経て自分の言葉や信念が勝手に育ち発達していくそうです。

「言いたいことは始めから分かっているのではなく、終わった時に分かるもの」らしい。1回でも経験すると終わった時に分かるとのこと。その感覚をぜひ味わってみたい!と思いました。

ティーチャーレスライティングクラスにチャレンジ

会場には他に私がFacebookでイベント参加ボタンを押したことによりお知らせが届いた友人3名も参加していました。胡桃堂喫茶店の影山さんと岩谷さん、編集の上村さんの対談から大いに刺激を受けた私たちは駅前のベンチで1時間ぐらい振り返りをして「これ実際にやってみちゃう?」と2024年6月から月1回集まるティーチャーレスライティングクラス(教師がいない文章教室)を始めました。

先ず始めはアクティブブックダイアローグ(ABD)という手法で本をパート毎に分けて担当した章の内容を各自解説したり、フリーライティングを一緒にやって感想を言い合ったりしてきました。

2025年に入り、そろそろ本格的にティーチャーレスライティングクラスを開始しようと2月28日に私がファシリテーターをして「どういう方に、どんな内容を書きたいのか?」をテーマにフリーライティングを10分して発表し合いました。

人の文章に対してフィードバックするって難しいですよね?

ある仲間の内容の要略を伝えた所、「意図が真反対です。」と言われてしまいました(笑)。

フィードバックは実践が大事。回を重ねることで読む力(理解力、要略)が徐々に育っていくことでしょう!

個人ブログなんだから、自分の「声」に素直になって書いてみよう!というエネルギーが湧いてきています。

人は分かり合えないもの。だからこそ伝わらないを前提伝える努力を重ねることで、いつか意図や本意を受け取ってもらえたと感じた時に喜びが生まれるのかもしれませんね。

次回はどんなことを書いていきたいかを書きますね

読んでいただきありがとうございます!

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