3月11日はお世話になった方に「ありがとう」ツアー
3月11日、東日本大震災から13年が経ちましたね。皆さんはどのような想いで過ごされましたか?
私は両親の介護でお世話になった皆さまに感謝を伝える1日にしようと一念発起して、デイサービスさん、ケアマネージャーさん、ヘルパーステーションさんにアポを取りました。
今回のブログは、その時に感じたことや気づきについて書きます。
感謝を直接伝える勇気
前回のブログに書いた認知症ケア2024年春号の担当の方に、「執筆にご協力いただいた「こぶしえん」さんの分を購入したい」と事前にお伝えしたら3冊も送ってくださいました。(1冊3405円!ありがたいご配慮。)
認知症ケア2024年春号の内容
特集1認知症の人の「食」を支えるケア実践
特集2介護スタッフの離職防止と効果的な人材育成
特集3地震・台風・水害に備える!高齢者ケア現場の災害予防
もう1冊誰に届けようかな・・・と悩んで、施設入所直前にお世話になったデイサービス生羅さん届けよう!と思いたちました。
勇気を出して「3年前にお世話になった小野寺の家族のものです。覚えてらっしゃいますか?」と電話をかけたら、送迎をしてくれた代表の方が出てくださいました。
「わーお久しぶりです、覚えていますよー!お元気でしたか?」と元気いっぱいに応えてくださいました。
顔が見えない電話、だとしても受け入れてくれているのは伝わるものですね。
私もこんな風に電話に出たいな。 出ます!
事業所のドアをピンポンをした時に出てきて下さった女性が、いつも電話で話していたMさんでした。
「その節は大変お世話になりました。」と直接お礼を言うことができて嬉しかったです。
私の心が軽くなった「ほめ介護」
今回のご依頼の冊子は「現場実務のスキルアップ!認知症ケア(個別ケア実現への具体策)」
利用者家族として、私自身が元気や勇気をいただいたプロの皆さんによる事例をいくつかご紹介しました。
デイサービス生羅さんのMさんはいつも連絡ノートに丁寧にデイサービスでの母の様子を記入してくださいました。
「元気にたくさんお歌を歌ってくださいました。」
「お母さんの『ありがとう』にいつも癒されています。」
「コロナ禍にもかかわらず、元気に来ていただいて大変助かります。」
「いつも機嫌よく過ごされていますよ。」
など、読んでホッコリするようなことを書いてくれただけでなく、電話でも「お母さんのファンです」って言ってくださいました。
アポを取った上長のFさんに本を渡す際、「Mさんのことをここに書かせていただきました。」とその箇所をお伝えしたら、「それはきっと喜ぶと思います。ありがとうございます!」と言っていただきました。
勇気を出して連絡してみて良かったなぁとしみじみ思います。
信じて、頼って、感謝を伝える
もう1人、ケアマネージャーのTさんにも私の特集記事だけ印刷されたものをお届けしました。
困ったらいつも親身になって相談にのってくれたTさん。前のケアマネ(テキパキして私は好きだった方)さんと父の相性がイマイチで、生常圧水頭症で母が入院の際にソーシャルワーカーさんに相談してご紹介していただきました。
両親の所に「近所に美味しそうなおはぎ屋さんが出来たから」とタケノとおはぎさんの見るだけでもワクワクするおはぎを買ってきてくれたり、2020年に父が退院の時に車で家まで送ってくれ、何かと気づかってくださいました。
今思うと、業務の範囲超えていたのかもしれないですね。
利用者家族として心がけてきたことは、
信じて、頼って、感謝するです。
親の介護を他者に任せるのは勇気がいると思います。不安もありますよね?
任されるプロの皆さんも不安かもしれません。
だからこそ、自分から先ず信じてみる。
そして、困りごとを伝えてみる。
すると、プロならではのアドバイスや見解がもらえました。
1人で悩むより、よい方法が見つかりました。そして感謝を言葉にして伝える。
連絡ノートに書いたりもしました。
感謝は勇気づけでもあります。
今回お世話になったお2人に感謝を直接お伝えできたことで、私自身がハッピーになれました。
奇跡は誰かの思いやりの積み重ね
この半年で3回も緊急搬送された92歳の父。1月は2回も心停止して、覚悟していましたが色々な方々に支えていただき特養で過ごせています。1日いちにちが奇跡の積み重ねなんだなってしみじみと思います。
施設の近くのファミマの冷蔵庫に一本だけ浦霞がありました。ツイテル☆彡
私の分の紙コップと柿ピーを買って父と乾杯できましたよ!
うんまいなぁと言って嬉しそうに飲んでくれました。
父に「会えてうれしいね!」「ご飯を食べてくれてありがとう!」と伝えてきましたよ。
震災で上京した両親をサポートするために学んだことをブログに書き、
ブログをきっかけに執筆のご依頼が来て、プロ向けの冊子だからこぶしえんさんに協力をお願いして
完成した冊子がもしかしたら、生羅さんのヒントになるかもしれない。
私にとって2014年3月11日は思い出深い1日となりました。
キッカケをくださった日総研出版様のMさんに感謝です。