認知症を支える・退院時に気をつけるべきこと
本ブログは、ほめ達!カウンセラー・デラコが
心と身体の免疫を上げる生き方を研究・実践して、経験から気づいたことを、
全ての方に、全て伝える”すべすべプロジェクト”の1つです。
2016年12月頭に、8月後半から入院していた母の退院を打診されました。
入院中は気楽なものでしたが、退院を迎えるにあたり色々と心の準備が要りました。 今回のブログは、退院直前の医療スタッフとの連携についてまとめます。
在宅での目標を決めたリハビリ
ある程度症状が落ち着くと、退院後の生活に目標を設定してリハビリテーションを計画します。
うちの母の在宅での目標は、「自分でトイレにいける。」「父の介助つきでお風呂に入れる。」です。
この二つをキープできるだけで、介護の負担は大きく変わります。目標は小さくても、入院中ほぼ寝たきりの暮らしを過ごしてきた母にとってはハードルが高いものでした。
入院当初に主治医の先生に今後の展望を聞かれ、この二点を伝えた時にちょっと困惑した表情を浮かべられたものです。
ですが、シャント術が無事成功し、一日一回リハビリ科で歩行訓練や筋トレを行ってくれた事で母の運動機能は劇的に良くなっていきました。
姿勢が良くなり、ふらつきが軽減され、歩く速度が速くなりました。
リハビリの目的は自力歩行維持と、転倒予防です。一回につき30分~40分ぐらいでしょうか?
「体調不良を訴えて中々やってくれない」と理学療法士さんに相談された時は、最近学んでいるアドラーの勇気づけを取り入れて、
「お母さんは自分でやる・やらないの判断は出来ると信じているから。体調が悪い時は無理しなくていいよ。気が向いたらリハビリやってね。」と、本人に委ねました。
すると、自分の意志でリハビリに行く頻度が多少上がりました。
栄養管理について
日中ほぼ寝たきりのためか、母は病院の食事を残してばかりいました。
ちょっと目を話すと、もったいないといいながら父が食べちゃってました。
当初、「お母さんがどれくらい食べたか管理してるんだからダメだよ。」と叱っていたのですが、
父の栄養補給にもなるから、まいっかーと後半割り切りました。
どうも病院のお粥と、刻み食のご飯だと箸が進まないのと、父の食事と別に離乳食の様な刻み食を作るのきびしいなぁと感じました。
思い切って退院直前の辺りに看護婦さんに
「すみません。退院後に毎日刻み食の提供も難しいので、普通食が食べれるか試したいのですが?」と相談した所、
「主治医の先生の判断でお出ししているので、ちょっと先生に確認してみますね。」とのこと。
退院前日のご飯から普通のご飯+少な目のおかずに切り替えた所、普通に食べてくれました! 良かった!!
まとめ
現状と今後の暮らしに即したリハビリに取り組む
今後の家族の暮らしを維持する為に、そして認知症患者本人の負担にならない目標を決めるのは家族です。
それに即して、理学療法士さんに見立ててもらいながら、治療方針を立てて合意形成をします。日頃から在宅での運動機能のレベルを観察しておくと良いでしょう。
栄養・食事管理について
食事については、介護保険を利用した宅配のお弁当サービス、ヘルパーさんの食事介助等も利用できます。
高カロリードリンクとかは、処方箋で買えます。最低限のカロリーを取ることが重要らしいので、普段の食事に補助食を組み込みましょう。
なるべく日頃から自炊で自分の体調管理をしておくと、いざとなった時に食事サポートしやすいと実感しております。