自己検閲をはずして文章を書きたい『自分の「声」で書く技術』にトライ(フリーライティングバージョン)
「良い文章を書きたい」という欲はありませんか?
恥ずかしながら私は強く持っています。
介護中でしんどい方が「そうすればいいのか!」と一歩踏み出すキッカケになる誰かのお役に立てる文章を書きたい真面目な自分と、
「個人ブログなんだから好きに書けばいいじゃないか」とテキトーな自分、「ホームページなんだからビジネスにつながるノウハウ的なものを書かなければ」という義務感などにさいなまれて書けなくなっていました。
「ベクトルが自分に向いている時、良い文章は書けないものなのかもしれないし、全部書いてみたいんだ。」と、今は思えます。ここに至るまで長かった・・・。
2024年4月9日、父が亡くなった数日後Facebookに『自分の「声」で書く技術 自己検閲をはずし、響く言葉を仲間と見つける』という出版記念イベントが流れてきました。
~書きたいという願いを心に秘めるあなたへ『自分の「声」で書き技術』~
なんてキャッチーなタイトルなのでしょう(笑)
会場の場所は電車を乗り継ぎ1時間半の国分寺、9時開始だったけどエイヤーでぽちっとしました。
自分の「声」で書く技術をどうやって身に着けるか?
この本の原題は「WRITING WITHOUT TEACHERS」(教師のいない文章教室)。
1章から3章までは、文章をどうやって改善していくかの3ステップ。自分で何かしら学んでつかみとる方法が書かれています。
4章から5章にかけては仲間たちとどうやって磨いていくかのプロセス「ティーチャーレスライティングクラス(教師がいない文章教室)」の実施方法について。書かれた文章に対して読み手がどのようにフィードバックをするかのマナーや想定される問題への対処のヒント等が細かく記されています。
文章改善の3ステップ(フリーライティング・グローイング・クッキング)
ステップ1の手法フリーライティングは、先ず言いたいこと・言いたくないことをひたすら自由にノートに書きだします。バーッと書いてから、言ったらまずいことを消す(削る)。
「この削る行為が文章を強くする行為なんです。」と本の企画者であり監訳者の岩谷聡徳さんがおっしゃっていました。本当に伝えたいことだけを先ずは自分自身で書き出し、削り取ったものをティーチャーレスライティングクラスでフィードバックしあってさらに削ぎ落す。
準備段階のフリーライティングで検閲なしに書きなぐり、グローイング(成長)、クッキング(他者からのアイデア同志の相互作用)を経て自分の言葉や信念が勝手に育つ・発達していくという。
「言いたいことは始めから分かっているのではなく、終わった時に分かるもの」らしい。1回でも経験すると終わった時に分かるそうだ。その感覚をぜひ味わってみたいと思いました。
ティーチャーレスライティングクラスの実践
私がFacebookでイベント参加ボタンを押したことにより、お知らせが届いた友人3名も参加していました。胡桃堂喫茶店の影山さんと岩谷さん、編集の上村さんの対談から大いに刺激を受けた仲間と終了後、駅前のベンチで1時間ぐらい振り返りをして、私たちは月1回集まり読書会を始めました。
先ず手始めにアクティブブックダイアローグ(ABD)という手法で本をパート毎に分けて担当した章の内容を各自解説したり、フリーライティングを一緒にやって感想を言い合ったりしてきました。
2025年に入り、いよいよティーチャーレスライティングクラスを開始しようという状況にたどり着いた所。2月28日は私がファシリテーターをして「どういう方に、どんな内容を書きたいのか?」をテーマにフリーライティングを10分して発表し合いました。
内容の要略を伝えたら「意図が真反対です。」と言われてしまいました(笑)。伸びしろ〜
フィードバックをすることは読み手の聴く力、まとめて表現する要略(これが難しい)、書き手には伝えたいことがきちんと伝わっているかの確認になることを経験しました。
分かり合えないもの、簡単に本意は伝わらないものを前提に伝える努力をすることで、意図や本意を受け取ってもらえた時に喜びが生まれるのかもしれませんね。
これから書いていきたいこと
クラスでのフリーライティングで思いついた書いていきたいことは
①「ほめ介護」
介護中の方・予備軍の方のために「救急搬送時に家族として知っておくべきこと」を経験を踏まえてお伝えしたい。
②「ほめ達」「勇気づけ」
主にリーダーの方向けに、部下やチームメンバーが個性を活かして活躍するための関わり方や接し方
③「セルフケア」
未病(疾病の診断はついてないけれど病気一歩手前の不調)の予防・改善のヒント(呼吸法・栄養・心の持ち方)
私自身が悩んだ中で実践して効果があったもの、お伝えしてきて聴講したクライアントさんのフィードバック、アドバイスした友人とのやり取りなど、経験を踏まえてお伝えしたいと考えています。
14年に渡る介護に全力で向き合う際に、本来の自分のリズムややりたかったこと、感情などを封印せざるを得ませんでした。
無事全うした後、今度はカラの巣症候群でしょうか?倦怠感や頭に霧がかかるようなブレインフォグを感じたり不調がしばらく続きました。
今はしっかりと休息する時間を自分に許可することで心身共にエネルギーが回復して、ようやく本来の自分を取り戻しつつあるのを感じます。時間がかかるものなのかもしれませんね
葛藤する中で素晴らしい本と出会い、素敵な仲間と共にいくつになっても成長していけたらいい。お陰様で希望がもてるようになりました。
自己検閲を外して、自由に書くんだから
受け取りも読み手の自由
お互いの自由を尊重することで、書きやすくなりそうな予感がします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
フリーライティングでパソコン直打ちしたので、読み返してグローイングさせていくかもしれません。
3ステップに興味を持たれた方は書籍を手に取ってみてくださいね。