ケアマネ直伝、知ってて良かった!介護保険申請・利用のコツ

本ブログは、ほめ達!カウンセラー・デラコが
心と身体の免疫を上げる生き方を研究・実践して、経験から気づいたことを、

全ての方に、全て伝える”すべすべプロジェクト”の1つです。

初めて介護保険手続きをする時、どこから手をつけたら良いか戸惑いました。
どのタイミングで誰に何をお願いしたら良いのか?難しいですよね・・・
 
前回のブログを読んでくれた現役のケアマネージャーの友人が、介護保険申請・利用のコツ(まだ主治医が決まっていないケース、介護保険審査の流れ、認定調査を受ける際のヒントと、最近あった事例について)を伝授してくださいました!

ご本人に転載許可を得たので、まとめさせていただきます。

まだ主治医が決まっていないケース

ご家族が通院中の場合
先ずは、ご本人の普段の様子を一番把握してくださっている先生に、「介護保険の申請をしたいので、主治医になっていただきたい」と、診察の際にあらかじめ頼んでおきましょう。

内科の先生や整形外科の先生であっても、認知症が疑われればその旨も記載して下さいます。

ご心配ならそこを強調してくださるよう頼むのも手です。主治医意見書の記載内容は、介護度を決める際の審査会で、判定にかなり大きな要素を占めています。
真実に則した内容を心がけましょう。

なお、申請で地域包括支援センターに出向く際に、その病院の診察券と先生のお名前が分かるものを持参すると申請がその場で出来るため、二度手間にならないと思います。

準備するもの: 地域包括センターか区役所に備え付けの申請書、健康保険証、主治医の名前と病院名の分かるもの及び診察券があれば基本的には65歳以上の方ならどなたでも申請ができます。

入院中の場合

病院のソーシャルワーカーさんに相談すると、介護保険利用手続きの手順等の説明や、地域包括支援センターに連絡して手配して下さることもあります。担当の看護婦さん経由でソーシャルワーカーさんの依頼をしてみましょう。

認定調査の日程を決めるのに、家族のお立ち会いが必要な場合、立ち会う家族の連絡先も必要になります。

介護保険審査の流れについて

基本的に、一次審査は、認定調査員が調査した項目の内容のみのコンピュータ判定だそうです。

二次審査は、調査員が書いた特記事項と主治医意見書の内容が加味されて、本当に一次審査の判定で良いかどうか審議されます。それにより最終的な介護度が決まります。

「一次審査で非該当=自立になった方が、二次審査で要支援2になる」

「自立→要支援に変わる場合もある」

ただし逆の場合もあり、望んでいたり予測していた介護度が出ない場合もあります。

主治医意見書の形式は、各自治体で統一されており、認知症の有無も必ず書くようになっています。身体面での不安定さよりも、認知症の症状のほうが介護の手間を見るのに、より優先されます。

もちろん、認知症が無く、身体状況が不安定な方はそれをしっかり書いていただければそこが反映される場合が多いです。

うちの父のケース
一時的にヘルニアの症状が出た時に母のケアマネージャーさんに相談後、在宅で介護保険審査を申請。要支援2をいただいております。
先日転倒して顔面を打ったので、介護予防目的のデイサービスを提案しましたが・・・「まだ、今のところ大丈夫だ」って言うので、本人の意思を尊重しております。

近所のセブンイレブンの手前で転倒。顔を少し切ってしまったようですが、大事には至らず本当にラッキーでした。

近所のセブンイレブンの手前で転倒。鼻が腫れて顔を少し切ってしまったようですが、大事には至らず本当にラッキーでした。

 

 

認定調査を受ける際のヒント

認定調査の際、
①普段の様子知るご家族が立ち会ってくださる方が、より確実です。

ご本人だけだと、出来ないのに出来ると、頑張ってしまったり、認知症の部分を確認できないことが多い為です。

② 調査員に(認知症があってもなくても)普段の生活にどれだけ不自由で手間がかかるかを詳しく伝えてください。

 問題行動や心配な事がある場合、頻度を書く必要があります。それが日に何回起きるのか、週に何回起きるのか、月に何回なのか、あたりをあらかじめ意識しておくと良いと思います。

例えばトイレ介助なら、ご家族がしている介助の内容と、ご本人がしていることを分けて聞く場合が多いです。失禁は週に何度あり、その時はどんな介助を誰がするのか…と言ったようなことを聞いていきます。

ものすごく身体が元気な方は認知症の部分がうまく伝わらず介護度が低く出てしまうことも多いので、
日頃どの程度介助をしているか、メモをとる習慣があるとよいでしょう。

参考事例:意識ははっきりしているがほぼ寝たきりで、認知症になるのではと心配なケース

①先ずは主治医に往診可能か相談してみる。

往診が可能ならそれが一番おススメです。往診をやっていないと言われた場合、付近で往診可能な病院に転院も考えてみましょう。

先ずは主治医の先生に相談してみて、紹介状を書いていただく。 (どこまで融通がきく先生かどうかによるらしいです)

②状況をまとめておく、
どんな状況でどう大変なのかを具体的にメモしておく。
例)寝たきりで下肢の筋力も落ちてて立てない、リハビリなど出来ないか?お風呂に入れるのも大変で、入浴介助が受けられないか?等

上記であればそれを優先して意見書をお願いし、調査員にも伝えれば介護度が出るとは思います。 
 
一番重要なこと。
ご本人、ご家族がどのような支援を希望しているか

 認定調査員は、意見書とは別の動きで、申請が来しだいアポの連絡が来て、区役所市役所の介護保険課の専任の調査員か、委託のケアマネージャーが行く流れになります。

認知症になるかも?という状態の場合、まずは寝たきりという状態から介護保険申請をして、リハビリや他の介護を受けること。

まずは人との関わりと身体状態の向上を目指し、そこから認知症の進行のなるべく予防できるようなプランも良いかもしれません。

 とりあえず認定を受けたら、担当ケアマネとケアの方針を決めて行きましょう。

終わりに

友人曰く「介護保険の知識を知らないがゆえに、制度がわからないばかりにギリギリまで我慢して、限界に来てから申請に至る方も多いので、少しでも制度を有効活用してほしくて、頼れるものは頼ってほしい」という気持ちから、色々な情報を提供してくださいました。

地域包括センターに胸のうちを訴えてみるのもありです。
 
介護者の負担軽減は、レスパイトケアとして、ケアプランに記載できるそうです。
切羽詰まって、虐待しそうとか病気になりそうとか、そんな感じでいるのなら、早回しとして早めに調査入れてもらうこともできると思います。 
これらは立派に、サービス受ける理由になります。

先ずは介護者自身が休める環境を作った上で家族の環境を整える流れはいかがでしょうか? 
 
 
第三者にサポートしてもらうことで、心の余裕ができます。 
介護する側が笑顔だと、される側の態度が変わります。

介護で悩んだら、1人で抱えずに先ずは相談してみませんか? 

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