親が認知症?と思う前に知っておくべきこと三つ。
本ブログは、ほめ達!カウンセラー・デラコが
心と身体の免疫を上げる生き方を研究・実践して、経験から気づいたことを、
全ての方に、全て伝える”すべすべプロジェクト”の1つです。
最近介護世代に突入した友人達から、親御さんだったり、お友達のご家族の認知症ケアについて相談を受けます。
「あれ?なんか変だな?」と思った時に把握しておけば、いざと言う時に安心して対処できる3点(病院に付き添う前に把握したい事、先ずどこに受診すべきか、認知症と診断されたら)についてまとめたいと思います。
病院に付き添う前に把握したい事
病院に行く時、ご家族の食欲、良く眠れているか、服薬している薬の有無、健康診断の直近の数値等を聞かれることがあります。
心療内科や、メンタルクリニックは血液検査等をしていない場合があります。もしも普段通っている病院や、区の検診等の血液検査が分かれば、それを持参するのも良いかもしれません。
例えば、うちの母の場合は腎臓が悪く、クレアチニンという数値が高めでした。その場合、腎臓から排出される薬だと身体に溜まってしまい、副作用の影響が現れやすくなったりします。
実際うちの母は当時吞んでいた薬レミニールの副作用欄にあった症状: 頻尿、食欲不振、ふらつき・めまい、筋肉のこわばり(疼痛)、日中の傾眠が見受けられましたので、昨年断薬をしました。
薬を辞めた背景はコチラに詳しく書いてあります。
『 在宅介護ラボ : 親の薬を減らす覚悟 ① 』
『 在宅介護ラボ : 親の薬を減らす覚悟② 』
保険証と共に、お薬手帳の場所も確認しておくと安心です。
認知症?と思った時に、どこに受診すべきか
うちの母の場合は10年ぐらい前だったかな? 十二指腸潰瘍から貧血になり、入院中及び退院後から時々せん妄を起した為、当時の主治医から精神科を紹介されました。
せん妄(譫妄)とは、意識障害が起こって頭が混乱した状態を示します。高齢者に多く見られ、15~50%は、入院中にせん妄を経験するそうです。 引用元:安心介護
ただし・・・異変に気づいたとしても、無理やり病院に連れて行くのはおススメしません。
本人が認めたがらない、現実を受け止めきれない事もあるからです。
母の場合、精神科に連れて行くまでは順調、その際にCT検査をやりましたが結果を聞きに行くのを嫌がった為放置状態に・・・
半年後に東京から帰省した私が代わりに行った所、脳に若干の委縮が確認されました。(本人の体調により、家族が代理受診や薬を取りにがOKのケースもあります。詳しくは病院にお問合せしてみてくださいね)
その精神科は遠い為、比較的近めの心療内科に通う事にしました。
心療内科やメンタルクリニックの物忘れ外来等に同行する場合は、体調の確認事項および認知症の疑った行動に関してはメモを取り、先生に渡すと、記録に正確に残せるだけでなく、患者ご本人のショックが軽減されるかもしれません。
風邪とか不調の際に同行して、主治医の先生に相談してからメンタルクリニック・心療内科等をご紹介いただくのもアリだと思います。
焦りは禁物です。先ずはご本人の意志を尊重することが大切です。
認知症と診断されたら
認知症と診断されたら、介護保険申請の手続きをしましょう。 その際に、「申請書」「被保険者証」「主治医意見書」が必要です。
先ず、ご家族のお住まいの地域にある「地域包括支援センター」に出向き申請書を取得します。(市町村のHPからダウンロードもできるそうです。)
主治医がいる場合は申請書に書くと、そこに連絡が入ります。
主治医がいない場合は、先ずは認知症かどうか診断をしてもらい、介護保険申請をする際に主治医として記入する旨を伝えたら大丈夫です。
手続きまでの流れは安心介護さんのHPが分かりやすく書いてありました
まとめ
お盆や年末年始等の長期休暇で帰省する機会は、ご両親の健康状態をさりげなく観察したり、ざっくばらんに話をするチャンスです。
①先ずは元気なうちに、通院状況、既往歴、薬や数値を確認して、いざとなった時に保険証やお薬手帳がどこにあるかを聞いておく。
②兄弟が集まったら、どういう風に連携するかを話し合ってみる。(これ結構大事です。)
③ご家族の住んでいる地域の地域包括センターはどこかを把握しておく。
日頃のコミュニケーションを丁寧にしておくと、いざとなった時に慌てずに行動出来ますよ!
きっと大丈夫。
おまけ)今日の小野寺家
今日は両親を連れて、月1の定期健診でした。
雨とお盆の影響か?自宅前でタクシーがつかまらず、一キロの道を歩いて来たそうです!
母に「すごいね!」と言ったら、「そんなの当たり前のことだっちゃ」と言うではないですか!
昨年の今頃を思い返すと、奇跡の回復ぶりです。
先月行った区の健康診断の結果の説明を受けました。二人とも結果は概ね良好でした。
母のコレステロールの数値が上がったので効果がイマイチの薬の変更、父は血圧が低めだったので降圧剤をやめることに。
分包の薬が一時間かかるというので、お昼を食べて時間をつぶすことにしました。
高齢の両親は食が細く、3人で行って定食を二つオーダーしても快く対応してくれるお気に入りの和食店がお休みの為、処方箋薬局に戻ってタクシーで帰ろうかとした時に、病院の近くにガレット屋さんを発見!
勇気を出して連れていっちゃいました。
外食嫌いで、お昼要らないと言っていた父。お皿に取り分けてあげたら、食べてくれました♪
父「これはどこの国の食べ物なんだ?」
デラコ「フランスのだよ。ガレットっていうの」
父「こんなうんまいものが世界にはあるもんなんだなぁ」
デ「そうだねー。良かったね!」
せっかく東京で暮らしてるんですから、たまには新しい経験もさせてあげたいです。
認知症というと、治らない病気でドンドン悪化するイメージかもしれませんが、
母を見ていると栄養改善、介護予防措置を取れば、症状が改善する事もあるものだなぁと思います。
誰でもいつかは何らかの形で関わる介護。
介護は親が与えてくれる「最後の学び」と聞いた事があります。
笑顔で乗り越えて行きたいものですね。
この経験を活かして、今後も発信していきますね。
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