サイレントキラー(静かなる殺人者)にニアミス!血糖値スパイクって知ってる?

皆さんは血糖値を気にしたことありますか?

テレビや雑誌では「血糖値が気になるお年頃」とか、「糖質オフ」が推奨され、糖質の取り過ぎは良くないんだなぁ、血糖値が上がるんだなぁ・・・ぐらいの印象を持っていました。

実際私は55歳になるまでいっさい気にしたことがありませんでした。

理由は
① 健康診断の血液検査でヘモグロビンA1c(HbA1c)、1度もひっかかったことがない
② 痩せていて(BMI18以下、中性脂肪40、体脂肪率15%ぐらい)生活習慣病と無縁だと思い込んでいた
③ バランスの取れた食生活を心掛けている

40代頭から更年期・介護生活が始まり、加齢とストレスでダラダラと不調でした。更年期当初は、食事を気をつけているのに、メンタルヘルスの専門家なのに、と悩んだりもしましたよ。

それから15年、不調との折り合いつけるのもうまくなってきたなぁと思います。

目がかすむ、皮膚の乾燥やじんましん、細絡(さいらく:クモの糸や網のように細かく、赤紫色の血管が肌表面に浮き出る)、尿の泡立ちなどが気になって、色々自分なりに調べていました。

「もしや、私は糖尿病なんじゃないか?」とふと思ったんです。善は急げと2024年12月に糖尿病クリニックを受信しました。

そこで尿検査と血液検査をしてみたら尿たんぱく・糖なし、ヘモグロビン値も5.5で該当せず。

納得しなかった私は、糖負荷検査を受けることにしました。

糖負荷検査とは
糖負荷検査(75gOGTT)は、糖尿病の診断や糖代謝異常を調べるために、75gのブドウ糖液を飲んだ後の血糖値とインスリン値の変動を経時的に測定する検査です。

空腹時採血後、ブドウ糖液(検査用サイダー)を飲み、30分、1時間、2時間後などに採血・採尿して血糖値が正常範囲か、糖尿病予備軍(境界型)か、糖尿病型かを判定し、インスリン分泌能や抵抗性も評価できます。(AIの概要)

その検査結果でやっと、私は2型糖尿病予備軍と診断されました。

糖尿病は「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれています。

初期に自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに病気が進行し、網膜症、腎症、神経障害などの深刻な合併症を引き起こし、失明や透析、心筋梗塞、脳卒中などで命に関わる状態に至るためです。

2型糖尿病予備軍とは、血糖値が正常より高いものの、まだ糖尿病と診断されるほどではない「境界型糖尿病」や「耐糖能異常」とも呼ばれる状態で、放置すると数年以内に糖尿病へ進行するリスクが高い状態です。

自覚症状はほとんどないことが多いですが、この段階でもインスリンの働きが悪くなっていたり、動脈硬化などの血管障害が始まっているため、生活習慣の見直しで予防・改善が期待できる重要なサインです。ほっといたらヤバかった私・・・。ツイテル☆

インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンで、食事で上昇した血糖値を下げる唯一の役割を持ちます。糖負荷検査の結果、私はインスリンが出にくく、また出たとしても効果が発揮せずに血糖が下がりにくい「インスリン抵抗性」と判明したんです。

「インスリン抵抗性」とは、インスリンが分泌されているにも関わらず、インスリンが臓器に作用しづらくなり、血糖を臓器に取り込むために、より多くのインスリンを必要とする状態

血糖が上がり、インスリンが出過ぎると逆に低血糖になってしまいます。この機序(体のメカニズム)を知らずに飲食することで血糖値が乱高下してしまう血糖値スパイクが起こっていたのです。

血糖値スパイクとは、食事(特に糖質の多いもの)を摂った後、血糖値が急激に上昇し、その後インスリンの過剰分泌によって今度は急激に低下するジェットコースターのような状態(乱高下)を指します。

健康診断の空腹時血糖値では見逃されやすい「隠れ糖尿病」とも呼ばれ、動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。

高血糖は血流を悪化させ、動脈硬化、毛細血管の形成不全など色々な健康リスクを引き起こし、低血糖はうつ病、双極性障害、てんかん、統合失調症、適応障害、認知症に間違えられるのも少なくないと「血糖値スパイクは万病をつくる」に書いてありました。

うつ病と診断された患者さんの多くが低血圧・低血糖と本書に書いてありました。

抗うつ剤を飲んでも、血糖値スパイクによる低血糖によるメンタル不調は改善されません

私も長年メンタルのアップダウンに苦しんできたけれど、その原因が血糖値にあるなんて

びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!

2型糖尿病予備軍診断から1年、どう取り組んできたか、何が変わったか、

2025年12月5日まさかのLDLコレステロール値アップ( ;∀;)
からの~ 私の生活習慣の何が不調を招いたか調べまくり原因にたどり着きました。

しくじりからの気づきは又後日!

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